ティム


「空が蒼かったからです」

名前 ティム・エリアワルツァー
年齢 12歳
身長 150cm

 いつも笑顔を絶やさない軍服の少年。
「時を渡る少年」という組織に所属しており、軍服なのはその為。
絶大な力を持ち、組織では「タイム・マスター」と呼ばれている。

 組織の監視は同盟世界「L」との取り決めであり、その為に常にカイルに監視されている。
二人とも「監視」はあくまで仕事で、友人だと思って接しているため仲がいい。
廃棄寸前のイチを助けたせいか、イチには絶対的な信頼を寄せられている。

 笑顔を絶やさないので、初対面の相手には好かれる。
が、大抵の仲間には「何を考えてるのかよく分からない」と思われている。
こっそり何かを企んでいる…というわけではなく、楽しいから笑っているだけらしい。
生きてるだけで何でも楽しい、ちょっと変わった子。
だけどTPOをわきまえずにヘラヘラしてると相手が苛立つことを分かってるし、苛立たせる自覚もしている。
そういう場面で笑っているときは十中八九わざと。

 愛用のホバーシューズはイチの座標計算で浮いている。
しかしイチが居ない時の為に入力装置も付いている。
イチには遠く及ばないが、自分で計算して浮かせることが可能。

 武器は高威力の実弾銃「ヘンゼル」と扱いが難しいが用途の広い魔法銃「グレーテル」の二丁。
ある程度の近接戦闘も可能だが、自分の得意な間合いを開けて戦うのが得意。
デリケートな為、かなり頻繁にメンテナンスをしないといけないらしい。

 六歳で組織に入り、ほぼ全身を義体にした。
それ以来ずっと任務をこなしている。
そのせいか常識知らずなところがある。
おかげで監視しているカイルの苦労は絶えないようだ。

 エンドレイル兄妹とは腐れ縁。
特にセソナとはケンカ仲間。
ぎゃーぎゃー喚くセソナをあっさり受け流すのがちょっと楽しい。

 五年前からある少年を追っている。

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