お馬鹿ギアス〜アホの子のルルーシュ〜 その1



カレン(……?部屋の中から話し声が……)(扉に耳をくっつける

ゼロ「これは中華連邦の細菌兵器かもしれない……!本当に新政府は信用出来るんだな!?」
星刻『ああ、そのはずだ。しかし中華連邦に細菌兵器など……もう一度調べなおしてみる』(通信を切る

カレン(ゼロ……どうしたのかしら、あんなに慌てて……!細菌兵器……?)

ゼロ「……ん?そこにいるのは誰だ!?」
カレン「ひっ!?(や、やばっ!)……ゼロ、すみません。カレンです」(そーっと登場
ゼロ「なんだカレンか……。今の話を盗み聞きしていたのか?」
カレン「す、すみません……(だって細菌兵器がどうとか、もしゼロに何かあったら……!)」
ゼロ「まあ、いつかは話すことか……実はこの中華連邦で細菌兵器が使われた可能性があることが分かった」
カレン「使われた……!?一体何処で!」(慌


ゼロ「オリンピック会場だ!!!」


カレン「…………えーと、はい?」
ゼロ「実はオリンピック会場に応援に来ていた某選手の息子がウイルス感染で入院しているらしい」
カレン「は、はぁ……」
ゼロ「これは未来のライバル選手の芽を早めに摘んでおこうという中華連邦の工作かもしれない」
カレン「えっと……」
ゼロ「もしくは中華連邦の仕業に見せかけた他国やテロ組織の可能性もある」
カレン「あの……」
ゼロ「しかし……幼い子供の命を狙うとはなかなか卑劣なことをする……」
カレン「そ、そうですね」


ゼロ「この黒の騎士団が全力で犯人を探し出し、謝罪と賠償を要求しなければ!!」
カレン「ってそれはお隣の国です、ゼロ!!」






お馬鹿ギアス〜アホの子のルルーシュ〜 その2



ゼロ「くっ……潜入中の玉城からの連絡はまだか!」
CC「焦らずピザでも食ったらどうだ?」(チーズびろーん
ゼロ「私は今それどころではないっ!!」

『にゃあーん!にゃあーん!にゃあーん!』

CC「……なんだこのナナリーの鳴き声は」
ゼロ「着ボイスだ。会長から買った」
CC「…………」(ドン引き

ゼロ「私だ、そちらの様子は……」
玉城『ぐすっ』
ゼロ「Σ!!?」
玉城『ゼロぉ〜っ!!』
ゼロ「どうした、何があった!!」
玉城『日本が……!俺達の日本が……!』
ゼロ「まさか……!」


玉城『男子二百メートル平泳ぎ……日本が金取ったぜチクショー!!』


ゼロ「そうか!金か!!」(大喜び
玉城『もー俺ナマで見て感動してよぉー!!』(ずびっ
CC「大の男がそれくらいで泣くな」
ゼロ「フフフ……やはり水着を(ギアスで)作らせた甲斐があったな……!」
CC「お前も無駄に力を使うな」






お馬鹿ギアス〜アホの子のルルーシュ〜 その3



ロロ「兄さん、オリンピックだね」
ルル「ああ、そうだな……はぁ」(TVのチャンネルを回しつつ
ロロ「……どうしたの兄さん?元気がないみたいだけど」(心配そう
ルル「いや、この時期はオリンピックのニュースばかりでな……」
ロロ「……?」

ロロ(オリンピックのニュースばかりだと困るのかな……?)

ルル「…………」(チャンネル回し
ロロ「……あ、もしかして黒の騎士団のニュースがやってないから、とか……?」
ルル「いや、そうじゃない。どこも物騒なニュースがなくて平和なのはいいことなんだ」
ロロ「そうだよね」
ルル「だが……」
ロロ「だが?」


ルル「ニュースでナナリーの姿を見られないじゃないかっ!!」


ロロ「……えー」
ルル「映るのは選手とキャスターばかり!何故だ!何故ナナリーが映らないっ!!」
ロロ「…………」
ルル「くっ……!俺は一日に一度必ずナナリーの笑顔を見ないと不安で不安で……!」
ロロ「…………(ナナリーいつかぶっ殺す)」



見事にオリンピック一色だった拍手\(^O^)/



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